もう一つの修羅

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もう一つの修羅

モウヒトツノシュラゲンダイニホンノエッセイ

講談社文芸文庫

常に現在を超えインターナショナルであり続けること。強靱な思考とダイナミックな論理の滲透力──そして何よりも明晰・華麗なレトリック。忌憚のない鋭い批評ゆえに同時代に敬遠された文学者花田清輝が、時間の流れの雲間から、今再び輝き出す。血と暴力を象徴する“修羅”を転倒し、“もう一つ”の言葉の“修羅”の世界を開示する知的快感溢れる力業!


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目次

「慷慨談」の流行
公家的なものと武家的なもの
維新の暗殺者
ユーモリストの眼
幕末太陽族
日本人の感情表現
怒りとはにかみ
スパイ礼讃
現代史の時代区分
風景について
為朝図
犬夷評判記
『廿四孝』をめぐって
もう一つの修羅
『平家物語』の思想
ものぐさ太郎
御伽草子
役の行者
モラリストとはなにか
筑摩書房版あとがき

書誌情報

紙版

発売日

1991年02月04日

ISBN

9784061961166

判型

A6

価格

定価:939円(本体854円)

ページ数

252ページ

シリーズ

講談社文芸文庫

電子版

発売日

2008年12月12日

JDCN

0619611600100011000E

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