
甲乙丙丁(下)
コウオツヘイテイ
- 著: 中野 重治

2人の主人公、津田貞一、田村榊を合わせ鏡のようにして、30年前後から、60年安保後の、69年現在の中野重治の、日本共産党との様々な関係を、痛烈な自己告発を含めて、ねばり強く検証する、野間文芸賞受賞の記念碑的力作。「村の家」「五勺の酒」「萩のもんかきや」などの中・短篇、「むらぎも」「梨の花」などの長篇、そして「中野重治詩集」等、昭和期日本文学を代表する中野重治晩年の長篇。
- 前巻
- 次巻
書誌情報
紙版
発売日
1991年04月03日
ISBN
9784061961241
判型
A6
価格
定価:1,708円(本体1,553円)
ページ数
708ページ
シリーズ
講談社文芸文庫