骨の肉・最後の時・砂の檻

生の深奥を抉る明晰な衝撃。河野文学の中期秀作群ーー初期作品「美少女」「幼児狩り」、芥川賞受賞作「蟹」から、話題の『みらい採り猟奇譚』まで、著者の誠実な文学的展開の中で、中期と呼ぶべき中・短篇群。特に世評高い名篇「骨の肉」ほか、女流文学賞受賞の「最後の時」、更に「砂の檻」ほか４篇収録。男と女の関係、特に子供のいない女・妻と男・夫の関係を描き、抉り出されてくる生の深奥の類例のない明晰な衝撃。

ⒸAKIRA KONO

書誌情報

紙版

• 発売日: 1991年07月03日
• ISBN: 9784061961340
• 判型: A6
• 価格: 定価：1,430円（本体1,300円）
• ページ数: 316ページ
• シリーズ: 講談社文芸文庫

電子版

• 発売日: 2021年06月11日
• JDCN: 06A0000000000202439T

収録作品

• 作品名
  初出

• 作品名

  骨の肉

  初出

• 作品名

  魔術師

  初出

• 作品名

  たたかい

  初出

• 作品名

  雛形

  初出

• 作品名

  胸さわぎ

  初出

• 作品名

  砂の檻

  初出

• 作品名

  最後の時

  初出

著者紹介

著： 河野　多恵子（コウノ　タエコ）