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白鳥の歌・貝の音
ハクチョウノウタカイノオト

女形の旅役者の悲哀をチェーホフの同名の戯曲の哀愁に重ね、二日酔の「私」の気分を巧みに描く「白鳥の歌」。近視の武士の苦衷を、武張った信玄、謙信の姿とともに描く、哀しくもおかしい「貝の音」。ほかに「下足番」「開墾村の与作」など。殉死の弊風、封建の桎梏、人間の嗜好・執着、浮世の儚さ――人の世の悲喜劇への、常に変らぬ確かな眼差と限りない愛情が醸す、井伏鱒二の豊穣の世界。追随を許さぬ精妙な文体の名作集。
女形の旅役者の悲哀をチェーホフの同名の戯曲の哀愁に重ね、二日酔の“私”の気分を巧みに描く「白鳥の歌」。近視の武士の苦衷を、武張った信玄、謙信の姿とともに描く哀しくもおかしい「貝の音」。「下足番」「開墾村の与作」等。殉死の弊風、封建の桎梏、人間の嗜好・執着、浮世の儚さ──人の世の悲喜劇への常に変らぬ確かな眼差と限りない愛情が醸す、井伏鱒二の豊穣の世界。
ⒸOHTA HINAKO
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書誌情報
紙版
発売日
1992年02月04日
ISBN
9784061961623
判型
A6
価格
定価:1,004円(本体913円)
ページ数
254ページ
シリーズ
講談社文芸文庫
電子版
発売日
2019年02月08日
JDCN
06A0000000000048046G
収録作品
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作品名初出
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作品名
白鳥の歌
初出
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作品名
下足番
初出
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作品名
子熊の夜遊び
初出
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作品名
河童騒動
初出
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作品名
開墾村の与作
初出
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作品名
病中所見
初出
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作品名
手洗鉢
初出
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作品名
伊之助の短文
初出
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作品名
釣場
初出
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作品名
貝の音
初出
著者紹介
装丁: 菊地 信義(キクチ ノブヨシ)