落花・蜃気楼・霊薬十二神丹

闊達自在、卓抜典雅な文章で貫ぬかれた揺るぎない批評眼、飛翔する想像力。世相を鋭く風刺し、幻想的世界と現実とが交錯する石川文学中期作品群7篇。──かつて東北の鄙びた温泉場で、俄に腹痛におそわれた〈わたし〉が、土地に伝わる丸薬でそれを治した話に始まる「霊薬十二神丹」ほか、「落花」「近松」「今はむかし」「蜃気楼」「かくしごと」「狐の生肝」を収録。

書誌情報

紙版

• 発売日: 1992年02月04日
• ISBN: 9784061961630
• 判型: A6
• 価格: 定価：1,046円（本体951円）
• ページ数: 286ページ
• シリーズ: 講談社文芸文庫

電子版

• 発売日: 2013年12月06日
• JDCN: 0619616300100011000A

収録作品

• 作品名
  初出

• 作品名

  落花

  初出

• 作品名

  近松

  初出

• 作品名

  今はむかし

  初出

• 作品名

  蜃気楼

  初出

• 作品名

  かくしごと

  初出

• 作品名

  霊薬十二神丹

  初出

• 作品名

  狐の生肝

  初出

著者紹介

著： 石川　淳（イシカワ　ジュン）