
鯨の死滅する日
クジラノシメツスルヒゲンダイニホンノエッセイ
- 著: 大江 健三郎

《滅びるにしても、いわば抵抗しつつ滅びるのでなければならず、終末観的な想像力の発揮のうちにこそ、人間の最終の希望はあらわれるのである。》との甦りへの願い。戦後、22歳で作家となり、今36歳となった著者は1970年の時代状況と文学に対し真摯な発言を続ける。己れの文学の軌跡15年を“総括”し、新たな再生を期した3部作「全エッセイ集」の最終巻。文芸文庫版定本。
- 前巻
- 次巻
書誌情報
紙版
発売日
1992年02月04日
ISBN
9784061961647
判型
A6
価格
定価:1,708円(本体1,553円)
ページ数
694ページ
シリーズ
講談社文芸文庫