
鎌倉文士骨董奇譚
カマクラブンシコットウキタンゲンダイニホンノエッセイ

物を透視する先天的な“眼”の才と直感が対象を眺め、いじり、抱き、そして離れて再度見入って掴み取る。“物が見える”とは何か。“美の窮極”とはどんなことか。批評家、本の装幀家、陶器鑑賞家青山二郎の一体なにが小林秀雄、中原中也ら昭和の文人達の心をかくも捉えたか。彼らの隠れた精神的な支柱であった“昭和の異才”の芸術、文学へ向けた自由闊達な批評。文庫版初収31篇。
- 前巻
- 次巻
目次
●鎌倉文士骨董奇譚
●独り言
●追悼文
他
書誌情報
紙版
発売日
1992年12月03日
ISBN
9784061962026
判型
A6
価格
定価:1,034円(本体940円)
ページ数
270ページ
シリーズ
講談社文芸文庫
初出
1987年6月小澤書店刊「青山二郎文集」を底本とした。
著者紹介
その他: 白洲 正子(シラス マサコ)