惜櫟荘主人　一つの岩波茂雄伝

「低くくらし、高く思う」を精神の支柱に据え、処女出版・漱石の『こゝろ』以来、本作りの全てに最高を求め、先見の明と強い信念で多くの優れた全集・叢書等を上梓、出版事業に激しく情熱を燃やした人間味豊かな岩波茂雄。17歳で入店以来“岩波文化”の黄金時代を共に築き上げ、互いに最も信頼しつつ、強烈な個性をぶつけあった著者が肌身を通して語る、追慕の情溢れる偉大な出版人の記録。

目次

序
大正九年（一九二〇）
大正十年（一九二一）
大正十一年（一九二二）
大正十二年（一九二三）
大正十三年（一九二四）
大正十四年（一九二五）
大正十五年―昭和元年（一九二六）
昭和二年（一九二七）
昭和三年（一九二八）
昭和四年（一九二九）
昭和五年（一九三〇）
昭和六年（一九三一）
昭和七年（一九三二）
昭和八年（一九三三）
昭和九年（一九三四）
昭和十年（一九三五）CR+L

書誌情報

紙版

• 発売日: 1993年09月02日
• ISBN: 9784061962385
• 判型: A6
• 価格: 定価：1,760円（本体1,600円）
• ページ数: 510ページ
• シリーズ: 講談社文芸文庫

電子版

• 発売日: 2007年12月14日
• JDCN: 0619623800100011000P

初出

備考参照

著者紹介

著： 小林　勇（コバヤシ　イサム）

その他： 高田　宏（タカダ　ヒロシ）