内村鑑三・我が生涯と文学

内村鑑三・我が生涯と文学

ウチムラカンゾウワガショウガイトブンガクゲンダイニホンノエッセイ

講談社文芸文庫

若き日に内村鑑三に魂を奪われて、その著作を耽読し、キリスト教徒となった「人生の求道者」正宗白鳥は、師の中に「我執の人」を発見し、神を棄てる。しかし、老いて83歳、再度死の恐怖から信仰の告白をした。生涯、いかに人間生くべきかを問い続けた作家が、率直、真撃に綴った評伝「内村鑑三」「内村鑑三雑感」と「我が生涯と文学」「文壇的自叙伝」の代表作4篇。


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書誌情報

紙版

発売日

1994年02月04日

ISBN

9784061962613

判型

A6

価格

定価:1,046円(本体951円)

ページ数

314ページ

シリーズ

講談社文芸文庫

初出

本書は、『正宗白鳥全集』第二十五、二十七、二十八巻(昭和五十九年、六○年福武書店刊)を底本として使用。

収録作品

  • 作品名

    「内村鑑三」

    初出

    昭和二十四年四月,五月「社会」

  • 作品名

    「内村鑑三雑感」

    初出

    昭和二十四年六月,七月「早稲田文学」

  • 作品名

    「文壇的自叙伝」

    初出

    昭和十三年二~七月「中央公論」

  • 作品名

    「我が生涯と文学」

    初出

    昭和二十一年二月,新生社より書下ろし刊行

著者紹介