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村の家・おじさんの話・歌のわかれ
ムラノイエ・オジサンノハナシ・ウタノワカレ

1934年5月、中野重治転向、即日出所。――志を貫き筆を折れという純朴な昔気質の老いた父親と書くことにより“転向”を引受け闘いぬくと自らに誓い課す息子。その対立をとおし転向の内的課程を強く深く追究した「村の家」をはじめ、四高時代の鬱屈した青春を描き、抒情と訣別し変革への道を暗示した三部作。「歌のわかれ」、ほかに「春さきの風」などを収録。
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目次
●春さきの風
●善作の頭
●村の家
●小説の書けぬ小説家
●おじさんの話
●歌のわかれ
書誌情報
紙版
発売日
1994年03月04日
ISBN
9784061962651
判型
A6
価格
定価:1,540円(本体1,400円)
ページ数
316ページ
シリーズ
講談社文芸文庫
初出
一九七六年9月筑摩書房刊『中野重治全集』第一巻及び一九七七年四月刊同第二巻、一九七六年一一月刊同第五巻
著者紹介
解説: 川西 政明(カワニシ マサアキ)