
日本の紙・紙漉村旅日記 現代日本のエッセイ
ニホンノカミカミスキムラタビニッキゲンダイニホンノエッセイ

寿岳文章は、その高い志具現のために一生を生きた。強烈な個性をもち、真の美を究極まで追い求める。それを書物という形に実現するために真撃に全身全霊を傾ける。寿岳文章の確かな業績は、しかし、妻しづの夫、文章への愛にみちた理解なしには考えられない。この希有な夫妻の共同作業の代表作『紙漉村旅日記』『向日庵消息』ほか、和紙をめぐるエッセイを収めた。
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書誌情報
紙版
発売日
1994年04月05日
ISBN
9784061962682
判型
A6
価格
定価:1,046円(本体951円)
ページ数
356ページ
シリーズ
講談社文芸文庫
初出
1986年8月春秋社刊『紙漉村旅日記定版』(「日本の紙」「紙漉村旅日記」抄)、1947年9月靖文社刊『紙障子』(「紙障子」抄)、1947年11月靖文社刊『平日抄』(「平日抄」)、「向日庵消息」は、国会図書館蔵『向日庵だより』、1970年9月春秋社刊『寿岳文章・しづ著作集第二巻』収録の「向日庵消息」を参照。