
魯迅
ロジン

“絶望の虚妄なることは正に希望と相同じい”と魯迅を引用し「絶望も虚妄ならば、人は何をすればよいか。……何者にも頼らず、何者も自己の支えとしないことによって、すべてを我がものにしなければならぬ。」と魯迅を追尋しつつ論及、昭和18年遺書を書く想いで脱稿。そして応召。僚友武田泰淳の『司馬遷』とともに、戦時下での代表的名著。
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目次
●序章―死と生について
●伝記に関する疑問
●思想の形成
●作品について
●政治と文学
●結語―啓蒙者魯迅
書誌情報
紙版
発売日
1994年09月06日
ISBN
9784061962897
判型
A6
価格
定価:1,034円(本体940円)
ページ数
258ページ
シリーズ
講談社文芸文庫
著者紹介
解説: 川西 正明(カワニシ マサアキ)