
ゆれる葦
ユレルアシ

6歳で実母と生き別れ、16歳で女子大に仮入学する旅立ちまでの精神の遍歴をたどった自伝的長篇。終生志賀直哉を文学の師と仰ぎ精進した女流作家が、3代にわたる一族と、自己の人間形成を冷静に見据える。他に短篇「教母」「イワーノワさん」等6作を収録し、網野菊の感銘深い文学世界の精髄を凝縮する。
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書誌情報
紙版
発売日
1994年11月02日
ISBN
9784061962965
判型
A6
価格
定価:1,046円(本体951円)
ページ数
348ページ
シリーズ
講談社文芸文庫
初出
『網野菊全集』第1巻、第2巻、1969年講談社刊行
著者紹介
著: 網野 菊(アミノ キク)
解説: 阿川 弘之(アガワ ヒロユキ)