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哀しき父 椎の若葉
カナシキチチシイノワカバ

「生活の破産、人間の破産、そこから僕の芸術生活が始まる」と記した葛西善蔵は、大正末期から昭和初年へかけての純文学の象徴であった。文学の為にはすべてを犠牲にする特異無類の生活態度で、哀愁と飄逸を漂わせた凄絶苛烈な作品を描いた。処女作「哀しき父」、出世作「子をつれて」、絶筆「忌明」のほか「馬糞石」「蠢く者」「湖畔手記」など代表作15篇。
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目次
哀しき父
悪魔
雪おんな
雪おんな (二)
子をつれて
馬糞石
遊動円木
暗い部屋にて
蠢く者
椎の若葉
湖畔手記
死児を産む
われと遊ぶ子
酔狂者の独白
忌明
書誌情報
紙版
発売日
1994年12月05日
ISBN
9784061963023
判型
A6
価格
定価:1,485円(本体1,350円)
ページ数
330ページ
シリーズ
講談社文芸文庫
電子版
発売日
2014年03月28日
JDCN
0619630200100011000W
初出
『葛西善蔵全集』1974年10月文泉堂書店刊と1965年10月『日本現代文学全集』講談社刊
著者紹介
解説: 水上 勉(ミズカミ ツトム)