
日本文壇史2 新文学の創始者たち
ニホンブンダンシ02シンブンガクノソウシシャタチカイソウノブンガク

明治19年1月、21歳の二葉亭四迷は、不審紙を付けた『小説神髄』を持ち、本郷真砂町に未知の坪内逍遙を訪ねた。その翌年、幼な友達だった二葉亭と山田美妙は奇しくも、時を同じくして日本最初の口語体小説を発表した。紅葉、忍月、露伴、透谷、鴎外等による画期的文学の創造。漱石と子規の出会い。一葉の半井桃水への入門。独歩の受洗。新文学への熱気をはらむ若き群像と文壇人間模様。
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書誌情報
紙版
発売日
1995年02月06日
ISBN
9784061963085
判型
A6
価格
定価:1,320円(本体1,200円)
ページ数
375ページ
シリーズ
講談社文芸文庫
初出
1978年6月講談社刊
著者紹介
著: 伊藤 整(イトウ セイ)
解説: 曾根 博義(ソネ ヒロヨシ)