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白兎・苦いお茶・無門庵
シロウサギ・ニガイオチャ・ムモンアン

敵の戦車に人間爆弾となって廃兵が飛込む訓練を繰返す。そんな理不尽きわまる敗けいくさ。夫たちが徴兵され、著者がいみじくも名付けた半後家たちとの置き去りにされた生活。“一年が百年にも感じられる”流謫の生活の中でも、市井に生き続ける“在野”の精神を飄々たる詩魂で支え、正に“人生の歌”を歌った木山捷平、中期・晩年の代表的短篇。
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目次
●白兎
●苦いお茶
●市外
他
書誌情報
紙版
発売日
1995年03月06日
ISBN
9784061963122
判型
A6
価格
定価:1,540円(本体1,400円)
ページ数
358ページ
シリーズ
講談社文芸文庫
電子版
発売日
2007年04月13日
JDCN
0619631200100011000X
初出
講談社刊『木山捷平全集全8巻』(昭和53年10月~昭和54年6月)の第4巻から第8巻、及び『白兎』は芸文書院昭和32年4月刊『耳学問』
著者紹介
解説: 岩坂 恵子(イワサカ ケイコ)