
美の世界・愛の世界
ビノセカイアイノセカイ

深く傾倒した与謝野晶子の短歌をはじめとして、蘇テイの「汾上驚秋」からベルレーヌの「落葉」へと想いを馳せ、白秋、朔太郎、芭蕉、蕪村、白居易、ラディゲ等々、愛誦の古今東西の詩歌を心に浮かぶままとりあげ評釈する。平易、融通無礙に詩歌のエッセンスを説き明かし、著者の美意識と稟質の漲る卓越した“詩歌入門書”。表題作に「童心の世界」を加えた最晩年の円熟の3部作。
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書誌情報
紙版
発売日
1995年03月06日
ISBN
9784061963139
判型
A6
価格
定価:1,004円(本体913円)
ページ数
246ページ
シリーズ
講談社文芸文庫
初出
1966年6月刊講談社版『佐藤春夫全集第十巻』
著者紹介
解説: 池内 紀(イケウチ オサム)