
語源をさぐる
ゴゲンヲサグル

〈ごまかす〉は文化文政江戸の胡麻菓子。国語音韻史、中世、近世の国語研究に多大な業績を残した『広辞苑』の編者・新村出の語源探索セット。「天と地」「日と月」「しぐれ」「風の名」「霞と霧」「鶴」「松竹梅」「毒だみ」「香と臭」「本の語源」「家庭という語」「馬鹿考」「胡麻菓子」など、多角的論証と平易な文章で説く興味尽きない語源談、48歳。
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目次
●序説
●天と地
●日と月
●自成語と天成語
●青空
●しぐれ
●風の名
●朝やけ・夕焼け・あけぼの・夕ばか
●雲の名
●雲の語彙
●霞と霧
●嵐気
●象徴・自由
●クリスマス
●キリシタン用語
●寅の歳・寅の語源
●正月の門松
●松竹梅
●鶴
●餅の話
●草の名・草花の名
●犬のふぐり・松ふぐり
●毒だみ
●豆・エンドウやそらまめ
●〓の木
●香と臭
●におい
●ウグイス(鶯)
●五月(サツキ)
●暦月の名
●春泥ということは
●民主という語
●図書館と文庫
●本(BOOK)の語源
●羊の語源
●鴨脚樹の和漢名
●家庭という語
●馬鹿考
●インチキという隠語
●頑張考
●随筆の名義
●楽書考
●日本パン食史序説
●テンヤハンヤ考
●ちゅうちゅう蛸考
●やっさもっさ考
●皮算用
●胡麻菓子
書誌情報
紙版
発売日
1995年03月06日
ISBN
9784061963146
判型
A6
価格
定価:1,175円(本体1,068円)
ページ数
382ページ
シリーズ
講談社文芸文庫
初出
1981年2月刊、旺文社文庫『語源をさぐる』
著者紹介
その他: 松村 明(マツムラ アキラ)