
日本文壇史5 詩人と革命家たち
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足尾銅山鉱毒事件が社会問題となりつつある時、博文館、春陽堂と硯友社系の文学者達で成りたった中心的文壇の外で、明治31年、独歩の「武蔵野」発表、子規の短歌革新など、日本文学の根本的改革が始まった。明治33年、蘆花『不如帰』刊行、与謝野寛「明星」創刊ほか、藤村、虚子、鏡花等、明治初年代生まれの文学青年達が鮮烈な文学活動を展開する中、漱石は英国留学に出発した。
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書誌情報
紙版
発売日
1995年08月04日
ISBN
9784061963320
判型
A6
価格
定価:1,320円(本体1,200円)
ページ数
334ページ
シリーズ
講談社文芸文庫
初出
1978年8月講談社刊
著者紹介
著: 伊藤 整(イトウ セイ)