
日本文壇史6 明治思潮の転換期
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明治34年、「文壇照魔鏡」事件と『みだれ髪』への文壇人の誹謗非難は、逆に、新しいロマンティシズムの拠点「明星」を決定づけ、寛・晶子・有明・泣菫らの新風は詩歌時代を創った。諭吉・兆民ら明治初年来の指導者たちが逝き、鴎外・逍遙は文壇から遠退き、低迷した思想文化界に、新しい変化が兆す。明治35年、上田敏「芸苑」創刊、ゾライズムによる天外、花袋らが台頭。臨場感溢れる“明治文壇史”決定版。
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書誌情報
紙版
発売日
1995年10月03日
ISBN
9784061963405
判型
A6
価格
定価:1,320円(本体1,200円)
ページ数
330ページ
シリーズ
講談社文芸文庫
初出
『日本文壇史6 明治思潮の転換期』(新装版)1978年8月講談社刊
著者紹介
著: 伊藤 整(イトウ セイ)
解説: 小島 信夫(コジマ ノブオ)