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花の町・軍歌「戦友」
ハナノマチグンカセンユウ

昭和16年、陸軍徴用員として従軍した著者は翌年2月シンガポールに入り、昭南タイムズ、昭南日本学園等に勤務。市内の一家族の動向を丹念に描いた長閑で滑稽で奇妙に平和な戦時中の異色作「花の町」をはじめ、「軍歌『戦友』」「昭南タイムズ発刊の頃」「シンガポールで見た藤田嗣治」「或る少女の戦時日記」「悪夢」など、この体験に関わる文業を集成、9篇収録。
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目次
悪夢
徴員時代の堺誠一郎
ゲマスからクルーアンへ
アブバカとの話
昭南タイムズ発刊の頃
シンガポールで見た藤田嗣治
或る少女の戦時日記
悪夢
書誌情報
紙版
発売日
1996年02月09日
ISBN
9784061963566
判型
A6
価格
定価:1,004円(本体913円)
ページ数
260ページ
シリーズ
講談社文芸文庫
電子版
発売日
2007年03月09日
JDCN
0619635600100011000O
初出
1964年12月、1965年2月、1975年7月筑摩書房刊『井伏鱒二全集』第3巻、第10巻、第14巻及び1986年5月、同7月新潮社刊『井伏鱒二自選全集』第8巻、第10巻を底本
収録作品
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作品名初出
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作品名
花の町
初出
『東京日日新聞』『大阪毎日新聞』昭和17年8月17日~10月7日
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作品名
軍歌「戦友」
初出
『新潮』昭和51年7月
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作品名
ゲマスからクルーアンへ
初出
『文芸春秋』昭和18年1月
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作品名
アブバカとの話
初出
『モダン日本』昭和17年4月
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作品名
昭南タイムズ発刊の頃
初出
『サンデー毎日』昭和18年1月17日
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作品名
シンガポールで見た藤田嗣治
初出
『芸術新潮』昭和43年12月
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作品名
或る少女の戦時日記
初出
『新女苑』昭和18年3月~4月
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作品名
悪夢
初出
『文壇』昭和22年12月
著者紹介
解説: 川村 湊(カワムラ ミナト)