
日本文壇史10 新文学の群生期
ニホンブンダンシ10シンブンガクノグンセイキカイソウノブンガク

明治39年、独歩は短篇集『運命』で作家の地位を確立、啄木は徴兵検査を受けた。漱石『草枕』、二葉亭『其面影』発表。明治40年、“命のやりとりをするような”“烈しい精神”で文学をやりたい漱石は「朝日新聞」入社を決意、大学に辞表を出した。白鳥は新進作家となり、露風、白秋、牧水ら詩歌に新しい才能が出、幸徳ら社会主義者の活動が盛んになった。多岐多彩な文学の流れを遠大な構想で捉える伊藤整の史観。
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書誌情報
紙版
発売日
1996年06月10日
ISBN
9784061963726
判型
A6
価格
定価:1,320円(本体1,200円)
ページ数
302ページ
シリーズ
講談社文芸文庫
初出
『日本文壇史10 新文学の群生期』(新装版)1978年10月講談社刊
著者紹介
著: 伊藤 整(イトウ セイ)
解説: 桶谷 秀昭(オケタニ ヒデアキ)