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教祖の文学・不良少年とキリスト
キョウソノブンガクフリョウショウネントキリスト

“人間は悲しいものだ。切ないものだ。苦しいものだ。……”“それでも、とにかく、生きるほかに手はない。……”“生きる以上は、悪より、良く生きなければならぬ。”孤独を“わがふるさと”として生き、混沌を混沌のまま生き、その坩堝の中から決然と掬いとった生き続けるための精髄。21世紀を生き抜くための強力な精神賦活の弾機!
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目次
I
私の小説
教祖の文学
理想の女
思想なき眼
娯楽奉仕の心構え
思想と文学
第二芸術論について
現代とは?
新人へ
作品の仮構について
帝銀事件を論ず
私の葬式
不良少年とキリスト
太宰治情死考
志賀直哉に文学の問題はない
ヨーロッパ的性格 ニッポン的性格
II
生れなかった子供
孤独と好色
国宝焼亡結構論
安吾風流譚
“歌笑”文化
チッポケな斧
風流
もう軍備はいらない
諦めている子供たち
砂をかむ(絶筆)
豊島さんのこと
世に出るまで
書誌情報
紙版
発売日
1996年07月10日
ISBN
9784061963771
判型
A6
価格
定価:1,155円(本体1,050円)
ページ数
334ページ
シリーズ
講談社文芸文庫
電子版
発売日
2014年04月04日
JDCN
0619637700100011000T
初出
『坂口安吾選集』第11巻、1982年9月小社刊 『坂口安吾全集』15巻及び16巻、1991年6月、7月筑摩書房刊
著者紹介
解説: 川村 湊(カワムラ ミナト)