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僕が本当に若かった頃
ボクガホントウニワカカッタコロ

障害をもつわが子と妻との日常、そして夥しい量の読書。少年の日の記憶、生の途上における人との出会い。「文章を書き、書きなおしつつ、かつて見たものをなぞる過程でしだいに独特なものを作ってゆく」という方法意識の作家「僕」が綴る、表題作等9篇の短篇小説。切迫した震える如き感動、特にユーモアと諧謔をたたえて還暦近づき深まる、大江健三郎の精神の多面的風景。
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書誌情報
紙版
発売日
1996年08月09日
ISBN
9784061963825
判型
A6
価格
定価:1,650円(本体1,500円)
ページ数
382ページ
シリーズ
講談社文芸文庫
電子版
発売日
2013年11月29日
JDCN
0619638200100011000F
初出
1992年5月講談社刊。
収録作品
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作品名初出
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作品名
火をめぐらす鳥
初出
『Switch』1991年6月
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作品名
「涙を流す人」の楡
初出
『Literary Switch』1991年11月
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作品名
宇宙大の「雨の木」
初出
Literary Switch』1991年1月
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作品名
夢の師匠
初出
『群像』1988年10月号
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作品名
治療塔
初出
『新潮』1991年1月号
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作品名
ベラックヮの十年
初出
『新潮』1988年5月号
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作品名
マルゴ公妃のかくしつきスカート
初出
『文学界』1992年2月
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作品名
僕が本当に若かった頃
初出
『新潮』1992年1月号
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作品名
茱萸の木の教え・序
初出
『群像』1992年4月号
著者紹介
解説: 井口 時男(イグチ トキオ)