
日本文壇史12 自然主義の最盛期
ニホンブンダンシ12シゼンシュギノサイセイキカイソウノブンガク

鴎外が観潮楼歌会を開いた翌年明治41年、1月白秋ら7人が脱退し「明星」は衰退。4月、文壇注目の渾身の力作花袋『生』、藤村『春』の新聞連載開始。花袋らが病床の独歩に贈った『二十八人集』が文壇の主流・自然主義の宣言書となる。啄木が3年振りに北海道から上京。6月、独歩死す。二葉亭宿願のロシアへ向う。漱石、宙外、白鳥、眉山、長江、青果、抱月等々と新文壇の流れに日本近代文学の特性を読む!
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書誌情報
紙版
発売日
1996年10月09日
ISBN
9784061963900
判型
A6
価格
定価:1,320円(本体1,200円)
ページ数
356ページ
シリーズ
講談社文芸文庫
初出
『日本文壇史12 自然主義の最盛期』(新装版) 1978年11月講談社刊
著者紹介
著: 伊藤 整(イトウ セイ)
解説: 木原 直彦(キハラ ナオヒコ)