
日本文壇史13頽唐派の人たち
ニホンブンダンシ13タイトウハノヒトタチカイソウノブンガク

青春を謳歌する吉井勇、白秋らとの交遊の一方、生活面全てを金田一京助らの友情で過す啄木は挫折と焦燥に襲われた。その明治41年7月欧米のデカダンスに耽けた荷風帰国、8月『あめりか物語』刊。9月、漱石『三四郎』連載。11月、「明星」終刊。12月パンの会発足。42年1月新浪漫派の一拠点「スバル」創刊、鴎外、白秋、啄木、敏、光太郎ら参加。自然主義最盛期に多彩な個性の萌芽と躍動の源を読む。
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書誌情報
紙版
発売日
1996年12月10日
ISBN
9784061963962
判型
A6
価格
定価:1,320円(本体1,200円)
ページ数
312ページ
シリーズ
講談社文芸文庫
初出
『日本文壇史13 頽唐派の人たち』(新装版)1978年12月講談社刊
著者紹介
著: 伊藤 整(イトウ セイ)
解説: 曾根 博義(ソネ ヒロヨシ)