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妖・花食い姥
ヨウハナクイウバ

深い怒りと悲しみに培われて女の内部に居据わる〈業〉を凄絶に描いた「ひもじい月日」(女流文学者賞受賞)、『春雨物語』を踏まえた鬼気迫る傑作「二世の縁 拾遺」、夢幻と現実が見事に融合する「花食い姥」、ほかに「黝い紫陽花」「妖」「猫の草子」「川波抄」を収録。伝統的優美と豊かな知性が研きあげた隠微な官能、妖気を漂わせる特異の世界、円地文子傑作短篇集・7篇。
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書誌情報
紙版
発売日
1997年01月10日
ISBN
9784061975507
判型
A6
価格
定価:1,056円(本体960円)
ページ数
314ページ
シリーズ
講談社文芸文庫
電子版
発売日
2013年11月22日
JDCN
0619755000100011000D
初出
1977年11月及び1978年7月新潮社刊『円地文子全集』第二巻及び第五巻。
収録作品
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作品名初出
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作品名
ひもじい月日
初出
『中央公論』昭和28・12
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作品名
黝い紫陽花
初出
『小説公園』昭和29・10
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作品名
妖
初出
『中央公論』昭和31・9
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作品名
二世の縁 拾遺
初出
『文学界』昭和32・1
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作品名
花食い姥
初出
『新潮』昭和49・1
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作品名
猫の草子
初出
『群像』昭和49・8
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作品名
川波抄
初出
『群像』昭和50・9
著者紹介
解説: 高橋 英夫(タカハシ ヒデオ)