日本文壇史15 近代劇運動の発足

日本文壇史15 近代劇運動の発足

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講談社文芸文庫

自然主義の影響は演劇界にも波及。逍遥・抱月の文芸協会が演劇研究会となった明治42年、小山内薫と左団次が画期的近代演劇集団・自由劇場を創立、秋、鴎外訳「ジョン・ガブリエル・ボルクマン」試演。漱石は「朝日文芸欄」を創設。43年1月、藤村『家』、上田敏『うづまき』、鏡花『歌行灯』等紙誌を賑わす。横瀬夜雨と「女子文壇」の投稿家たち、赤旗事件後の幸徳秋水ら――社会・文壇とも怒濤の新時代の機運。


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書誌情報

紙版

発売日

1997年04月10日

ISBN

9784061975644

判型

A6

価格

定価:1,320円(本体1,200円)

ページ数

254ページ

シリーズ

講談社文芸文庫

初出

1979年1月講談社刊『日本文壇史15 近代劇の発足』(新装版)

著者紹介