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抹香町・路傍
マッコウチョウ・ロボウ

文学に憧れて家業の魚屋を放り出して上京するが、生活できずに故郷の小田原へと逃げ帰る。生家の海岸に近い物置小屋に住みこんで私娼窟へと通う、気ままながらの男女のしがらみを一種の哀感をもって描写、徳田秋声、宇野浩二に近づきを得、日本文学の一系譜を継承する。老年になって若い女と結婚した「ふっつ・とみうら」、「徳田秋声の周囲」なども収録。
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書誌情報
紙版
発売日
1997年08月08日
ISBN
9784061975798
判型
A6
価格
定価:1,540円(本体1,400円)
ページ数
282ページ
シリーズ
講談社文芸文庫
電子版
発売日
2013年11月22日
JDCN
0619757900100011000H
初出
1980年3月~7月河出書房新社刊『川崎長太郎自選全集』1~5