日本文壇史17 転換点に立つ

日本文壇史17 転換点に立つ

ニホンブンダンシ17テンカンテンニタツカイソウノブンガク

講談社文芸文庫

明治43年、漱石は『門』連載終了後、8月胃潰瘍の養生先修善寺で大吐血、危篤に陥った。詩・小説で苦闘した啄木は短歌に自由自在に自己を表現。渋川玄耳は「朝日歌壇」を復活させ、その啄木を選者とした。近松秋江『別れたる妻に送る手紙』連載。夕暮『収穫』、牧水『別離』、啄木『一握の砂』刊。明治44年1月18日「大逆事件」判決。24日刑執行。激動の社会と蘆花、露伴、白鳥、柳浪ら文壇人の去就に焦点。


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書誌情報

紙版

発売日

1997年08月08日

ISBN

9784061975804

判型

A6

価格

定価:1,320円(本体1,200円)

ページ数

270ページ

シリーズ

講談社文芸文庫

初出

1979年2月講談社刊『日本文壇史17 転換点に立つ』(新装版)

著者紹介