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木犀の日
モクセイノヒ

「都会とは恐ろしいところだ」……5年間、地方で暮らし、都会に戻った私は、毎朝のラッシュに呆然とする。奇妙に保たれた〈秩序〉、神秘を鎮めた〈個と群れ〉の対比、生の深層を描出する「先導獣の話」のほか、表題作「木犀の日」、「椋鳥」「陽気な夜まわり」「夜はいま」「眉雨」「秋の日」「風邪の日」「髭の子」「背中ばかりが暮れ残る」の10篇。内向の世代の旗頭・古井由吉の傑作自選短篇集。
ⒸFurui Yoshikichi
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書誌情報
紙版
発売日
1998年02月10日
ISBN
9784061976030
判型
A6
価格
定価:1,430円(本体1,300円)
ページ数
286ページ
シリーズ
講談社文芸文庫
電子版
発売日
2021年02月16日
JDCN
06A0000000000170280V
初出
収録作品参照
収録作品
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作品名初出
-
作品名
先導獣の話
初出
『白猫』1968・11
-
作品名
椋鳥
初出
『海』1978・4
-
作品名
陽気な夜まわり
初出
『群像』1982・4
-
作品名
夜はいま
初出
『譚1』1984・11
-
作品名
眉雨
初出
『海燕』1985・6
-
作品名
秋の日
初出
『文学界』1985・11
-
作品名
風邪の日
初出
『新潮』1988・5
-
作品名
髭の子
初出
『文学界』1989・3
-
作品名
木犀の日
初出
『文学界』1993・7
-
作品名
背中ばかりが暮れ残る
初出
『群像』1994・3
著者紹介
解説: 大杉 重男(オオスギ シゲオ)