
日本文壇史21 「新しき女」の群
ニホンブンダンシ21アタラシキオンナノムレカイソウノブンガク

平塚らいてう、尾竹紅吉、神近市子、伊藤野枝ら「青鞜」の活動、“吉原登楼”など「新しい女」達は激しい批判を呼ぶと共に“現代の婦人問題”の端緒を拓いた。晶子はロンドンで婦人運動に目を瞠る。白樺派の作家、谷崎、荷風と三田派の青年、白秋、露風等の交遊と多感な生活。啄木の死。『一握の砂』刊。明治天皇崩御。乃木希典夫妻殉死の衝撃と鴎外の『興津弥五右衛門の遺書』。坩堝の如き文壇、社会を抱き時代は大正へ。
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書誌情報
紙版
発売日
1998年04月10日
ISBN
9784061976115
判型
A6
価格
定価:1,320円(本体1,200円)
ページ数
264ページ
シリーズ
講談社文芸文庫
初出
1979年4月講談社刊『日本文壇史21「新しき女」の群』(新装版)
著者紹介
解説: 尾形 明子(オガタ アキコ)