
魯庵日記
ロアンニッキ

小説、評論、翻訳と明治文壇にあって幅広く活躍した魯庵は、終生社会的関心を失わず、特に旺盛な好奇心は、随筆においてその面白さを発揮した。本書は魯庵の日記の明治27年から44年までの抜き書きであり、コラージュ的に新聞記事をそのまま貼りつけたり、実物大の名刺があったり、当時の生活風俗万般がそのまま記載され、いまでいう文化人類学的厚みをもった日記となっている。
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書誌情報
紙版
発売日
1998年07月10日
ISBN
9784061976221
判型
A6
価格
定価:1,320円(本体1,200円)
ページ数
283ページ
シリーズ
講談社文芸文庫
初出
1987年12月10日、ゆまに書房刊『内田魯庵全集別巻』
著者紹介
解説: 山口 昌男(ヤマグチ マサオ)