
マイページに作品情報をお届け!
鳳仙花
ホウセンカ

小田原の魚屋の息子に生まれたが、文学への夢が捨てきれず家督を弟に譲って上京するも、小説家として一本立ち出来ずに郷里に逃げ帰る。そんな前半生と売れない老残の作家の娼婦との交遊が、地べたを這うような低い視点からの一種の諧謔味をおびた川崎文学をつくりだす。本書は「鳳仙花」「乾いた河」などの代表作のほかに中山義秀との交友を描いた「忍び草」など7篇収録。
- 前巻
- 次巻
オンライン書店で購入する
目次
故郷の消息
余熱
蝋燭
父島
鳳仙花
忍び草
乾いた河
冬
書誌情報
紙版
発売日
1998年07月10日
ISBN
9784061976252
判型
A6
価格
定価:1,430円(本体1,300円)
ページ数
260ページ
シリーズ
講談社文芸文庫
電子版
発売日
2007年08月10日
JDCN
0619762500100011000S
初出
1980年3月~7月河出書房新社刊『川崎長太郎自選全集』Ⅰ~Ⅴ