
日本文壇史23 大正文学の擡頭
ニホンブンダンシ23タイショウブンガクノタイトウカイソウノブンガク

「行人」連載中、三たび胃潰瘍に倒れた漱石の推薦で「朝日」に無名の中勘助「銀の匙」載る。大正3年、第3次「新思潮」創刊。漱石『こヽろ』岩波書店より刊。蘆花『黒い眼と茶色の目』刊。4年、萩原朔太郎、室生犀星「卓上噴水」創刊。第1次大戦下のパリの藤村、軍医総監鴎外の日々。「カチューシャの唄」一世を風靡。若き菊池寛、芥川龍之介、倉田百三ら。長塚節の死。5年。「青鞜」終焉。大正文学擡頭明治文壇の関係を観る。
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書誌情報
紙版
発売日
1998年08月10日
ISBN
9784061976283
判型
A6
価格
定価:1,320円(本体1,200円)
ページ数
338ページ
シリーズ
講談社文芸文庫
初出
1979年5月講談社刊『日本文壇史23 大正文学の擡頭』(新装版)
著者紹介
解説: 中島 国彦(ナカジマ クニヒコ)