日本文壇史24 明治人漱石の死

日本文壇史24 明治人漱石の死

ニホンブンダンシ24メイジジンソウセキノシカイソウノブンガク

講談社文芸文庫

大正社会主義を明確にうちたてた大杉栄の月刊「平民新聞」、第2次「近代思想」は巧妙に弾圧された。大正5年、荷風、慶応義塾辞任。鴎外退官。藤村帰国。上田敏永眠。芥川、久米ら第4次「新思潮」創刊。17歳の宮本百合子『貧しき人々の群』で登場。次代を担う多くの青年に敬愛された漱石、『明暗』掲載途中絶筆。漱石逝き、鴎外筆を断ち名実ともに明治は終焉。白樺派の大正文壇制覇前夜であった。全24巻完結。


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書誌情報

紙版

発売日

1998年10月09日

ISBN

9784061976375

判型

A6

価格

定価:1,320円(本体1,200円)

ページ数

364ページ

シリーズ

講談社文芸文庫

初出

1979年5月講談社刊『日本文壇史24 明治人漱石の死』(新装版)

著者紹介