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ピクニック、その他の短篇
ピクニックソノホカノタンペン

感覚的、幻想的イメージ、風刺と暗喩の交錯する詩的文体。時間と空間を否定した特異の作品世界を築き、「桃の園」に描かれる記憶の不明をはじめ、作品の底に澱のように淀む家族の影は、現実の不安を描出する。表題作「ピクニック」のほか、「競争者」「窓」「木の箱」「月」「既視の街」「くずれる水」「豚」「鎮静剤」「家族アルバム」「あかるい部屋のなかで」の12篇を収める短篇集。
ⒸMieko Kanai
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書誌情報
紙版
発売日
1998年12月10日
ISBN
9784061976436
判型
A6
価格
定価:2,200円(本体2,000円)
ページ数
336ページ
シリーズ
講談社文芸文庫
電子版
発売日
2021年02月05日
JDCN
06A0000000000157915G
初出
『金井美恵子全短篇』2、3(1992年3、4月 日本文芸社刊)
著者紹介
解説: 堀江 敏幸(ホリエ トシユキ)