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眼の皮膚・遊園地にて
メノヒフユウエンチニテ

なにげない夫婦と子どもの、幸せな光景の背後に忍び寄る、得体の知れぬ不安と戦きを衝いた、短篇小説「眼の皮膚」。ふと外へ歩き出した団地住まいの妻が、サーカスを見ての帰り、若者に誘われた、白昼夢的な現実「象のいないサーカス」。日常誰もが心の裡に抱え込んでしまった、平凡な現代人を理由もなく突発的に襲う、空虚感や精神の崩れを描いて、先駆的都市小説となった、著書の60年代の代表作6篇。
ⒸARENO SUGA
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目次
不安
書誌情報
紙版
発売日
1999年02月10日
ISBN
9784061976535
判型
A6
価格
定価:1,320円(本体1,200円)
ページ数
270ページ
シリーズ
講談社文芸文庫
電子版
発売日
2019年08月09日
JDCN
06A0000000000054094I
初出
収録作品参照
収録作品
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作品名初出
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作品名
妊婦たちの明日
初出
『井上光晴作品集』第3巻 1965年6月刊
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作品名
遊園地にて
初出
『井上光晴作品集』第3巻 1965年6月刊
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作品名
赤い手毬
初出
『井上光晴新作品集3』1970年6月刊
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作品名
眼の皮膚
初出
『井上光晴新作品集3』1970年6月刊
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作品名
海へ行く駅
初出
『井上光晴新作品集2』1970年2月刊
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作品名
象のいないサーカス
初出
『井上光晴新作品集5』1971年3月刊
著者紹介
解説: 川西 政明(カワニシ マサアキ)