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青葉の翳り
アオバノカゲリアガワヒロユキジセンタンペンシュウ

戦時中に青春を過した主人公は、学徒動員で海軍に入隊。戦友の多くが死んでいったなかで、現在も生きているのはほんの偶然の結果だという感覚に支配されている。戦後社会との違和に直面しながらも、生活者として中年にいたった現在を描く代表作「青葉の翳り」。他に「霊三題」「鱸とおこぜ」「野藤」「スパニエル幻想」「空港風景」「さくらの寺」と短篇的趣向の名品を収録。
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書誌情報
紙版
発売日
1999年04月09日
ISBN
9784061976580
判型
A6
価格
定価:1,078円(本体980円)
ページ数
266ページ
シリーズ
講談社文芸文庫
電子版
発売日
2013年12月06日
JDCN
0619765800100011000F
初出
1961年講談社刊『青葉の翳り』(「青葉の翳り」)、1977年新潮社刊『阿川弘之自選作品2』(「野藤」)、1983年刊新潮文庫『水の上の会話』(「霊三題」「鱸とおこぜ」「スパニエル幻想」「空港風景」「さくらの寺」)。尚、「青葉の翳り」は本文庫収録にあたり著者の加筆を得た。
収録作品
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作品名初出
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作品名
青葉の翳り
初出
『群像』1960年11月
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作品名
霊3題
初出
『新潮』1946年9月
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作品名
鱸とおこぜ
初出
『別冊文芸春秋』1952年8月
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作品名
野藤
初出
『新潮』1954年7月
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作品名
スパニエル幻想
初出
『群像』1960年4月
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作品名
空港風景
初出
『群像』1966年10月
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作品名
さくらの寺
初出
『新潮』1980年8月