
評伝森外
ヒョウデンモリオウガイ

「近代文学」同人の中にあって、戦後文学を独自の立場で擁護した著者の啓蒙的鴎外論。日本の西欧文学理解に一批判を示し、人間の内面に根ざす視点が捉えた鴎外像は4章で構成。
第1章では鴎外の生涯を詳述、第2章でその文学世界を追求、鴎外の文学観に迫る。第3章では「舞姫」ほか代表的作品17篇を論じ、第4章に文学史的評価を紹介。鴎外文学を総括的に跡づけた絶好の入門書。
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書誌情報
紙版
発売日
1999年04月09日
ISBN
9784061976610
判型
A6
価格
定価:1,320円(本体1,200円)
ページ数
300ページ
シリーズ
講談社文芸文庫
初出
1967年12月実業之日本社刊『評伝 森鴎外』(増補新版)
著者紹介
解説: 川西 政明(カワニシ マサアキ)