
マイページに作品情報をお届け!
絶望の書・ですペら
ゼツボウノショ/デスペラ

幼時にキリスト教を信仰し、のちダダイストとして登場、自由を求めて絶望を知り、伊藤野枝と結婚し数年で離婚、尺八を吹き各地を流浪の末、巷間に窮死した辻潤(1884-1944)。後年大杉栄の元に行った野枝との回想「ふもれすく」を始め、著作集「浮浪漫語」「ですぺら」「絶望の書」等と未収録エッセイより、小説「三ちゃん」を含む25篇で構成。詩人の魂を持つこの無類の思想家の現代的魅力を伝える。
- 前巻
- 次巻
書誌情報
紙版
発売日
1999年08月10日
ISBN
9784061976764
判型
A6
価格
定価:1,210円(本体1,100円)
ページ数
280ページ
シリーズ
講談社文芸文庫
初出
『辻潤全集』第1巻、第2巻、第3巻、第4巻(1982年4月、6月、8月、10月 五月書房刊)
著者紹介
著: 辻 潤(ツジ ジュン)
解説: 武田 信明(タケダ ノブアキ)