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猿のこしかけ
サルノコシカケ

「あれはいったい何だったろう」かと、淡いかなしみと共に想い出しつつ、いいものだと思う娘と父の深い係わりを描く「平ったい期間」。各々手応えのある人生を感じさせた「三人のじいさん」。ほかに「葉ざくら」「晩夏」「捨てた男のよさ」など。父・露伴が逝ってからの「十年の長短」を思いはかる著者が、再び父と暮らした日々や娘時代の忘れ難い思いをまとめた「猿のこしかけ」に、同時期の5篇を加えた珠玉の随筆集。
ⒸTama Aoki/Takashi Kohda
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書誌情報
紙版
発売日
1999年08月10日
ISBN
9784061976771
判型
A6
価格
定価:1,320円(本体1,200円)
ページ数
216ページ
シリーズ
講談社文芸文庫
電子版
発売日
2020年07月03日
JDCN
06A0000000000086546J
初出
『幸田文選集』第8巻(1995年7月 岩波書店刊)。
収録作品
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作品名初出
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作品名
平ったい期間
初出
『新潮』昭和32年1月
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作品名
三人のじいさん
初出
『新潮』昭和32年2月、4月
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作品名
春の犬を追う
初出
『新潮』昭和32年5月
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作品名
葉ざくら
初出
『新潮』昭和32年6月
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作品名
船内屋さん
初出
『新潮』昭和32年7月
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作品名
晩夏
初出
『新潮』昭和32年9月
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作品名
栗の頃
初出
『新潮』昭和32年10月
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作品名
秋の草から
初出
『新潮』昭和32年11月
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作品名
十二月
初出
『新潮』昭和32年12月
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作品名
あとがきにかえて
初出
『猿のこしかけ」昭和33年9月新潮社
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作品名
旅がえり
初出
『心』昭和32年1月
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作品名
番茶と湯豆腐
初出
『あまカラ』昭和32年1月
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作品名
川
初出
『柳橋新聞』昭和32年1月
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作品名
小部屋
初出
『新女苑」昭和32年4月
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作品名
捨てた男のよさ
初出
『婦人公論』昭和32年11月
著者紹介
著: 幸田 文(コウダ アヤ)
解説: 小林 裕子(コバヤシ ユウコ)