
神秘の詩の世界 多田不二詩文集
シンピノシノセカイタダフジシブンシユウ
- 著: 多田 不二

心霊的なものに心惹かれて、都会の夜の神秘をよんだ2冊の詩集『悩める森林』『夜の一部』の出現により、1920年代詩に光芒を放つ異色の詩人多田不二(1893-1968)。ドイツの詩人デーメルに共鳴し、「鬼怒川のほとりにて」「求愛」「女」等の恋愛詩を作り、芥川龍之介をして「夜の精霊の幻覚が生々しいほど迫ってくる」と言わしめた実存的な新神秘主義の唱導者の全貌を甦らせる詩篇とエッセイ。
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書誌情報
紙版
発売日
2000年09月08日
ISBN
9784061982284
判型
A6
価格
定価:1,430円(本体1,300円)
ページ数
320ページ
シリーズ
講談社文芸文庫
初出
備考参照
著者紹介
著: 多田 不二(タダ フジ)