
江東歳時記・清瀬村(抄)石田波郷随想集
コウトウサイジキ・キヨセムラショウイシダハキョウズイソウシュウ

五十崎古郷、水原秋桜子に師事した若き日の想い出「古郷忌」、従軍中結核で死と向き合った日々を綴る「一冊の芭蕉全集」などを、想いの深い療養地の名で纏めた「清瀬村(抄)」。戦後焦土と化した江東を句集「雨覆」に詠んだ著者が、その後の東京の下町、葛飾・亀戸・深川等の生命力溢れる春夏秋冬を俳句と散文で鮮やかに描き出した風物詩「江東歳時記」。“昭和俳壇の俊才”石田波郷の瑞々しい随想集。
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書誌情報
紙版
発売日
2000年10月10日
ISBN
9784061982338
判型
A6
価格
定価:1,430円(本体1,300円)
ページ数
288ページ
シリーズ
講談社文芸文庫
初出
1971年3月、角川書店刊『石田波郷全集』第8巻、1971年8月、同巻9巻を底本とし、多少ふりがなを加えた。
著者紹介
解説: 山田 みづえ(ヤマダ ミヅエ)