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家族会議
カゾクカイギ

東京の兜町で株式売買をする重住高之は、大阪の北浜の株のやり手仁礼文七の娘泰子に心惹かれている。だが、――文七はあくまで高之に熾烈な仕手戦をしかけて止まない。金の絡みと高揚する恋愛の最中、悲劇は連続して起こる。資本が人を動かし個人が脅かされる現代に人間の危機を見、「純粋小説論」を提唱実践した横光利一が、その人間崩壊を東と西の両家の息づまる対立を軸に描いた家庭小説の傑作。
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書誌情報
紙版
発売日
2000年11月10日
ISBN
9784061982376
判型
A6
価格
定価:1,540円(本体1,400円)
ページ数
448ページ
シリーズ
講談社文芸文庫
電子版
発売日
2014年05月16日
JDCN
0619823700100011000O
初出
備考参照