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実朝考 ホモ・レリギオーズスの文学
サネトモコウホモレリギオーズスノブンガク

宮廷文化に傾倒し、武芸軟弱を以て侮られた、鎌倉三代将軍・源実朝は、庶民に共感する単純強靱な歌を詠んだ。それなぜ生まれたのか。その実体に迫る過程で、著者が見たものは〈絶対的孤独者〉の魂だった。死と直面し、怨念を抱えて戦争の日々を生きぬいた著者が、自己を重ね、人間の在り方と時代背景を鋭く考察。時を越えて共有する問題点を、現代の視点で深く追究した、画期的第一評論。
Ⓒkanagawa Bungaku Shinkoukai
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書誌情報
紙版
発売日
2000年12月04日
ISBN
9784061982406
判型
A6
価格
定価:1,320円(本体1,200円)
ページ数
240ページ
シリーズ
講談社文芸文庫
電子版
発売日
2020年07月10日
JDCN
06A0000000000087682V
初出
1972年3月、河出書房新社刊『実朝考-ホモ・レリギオーズスの文学』を底本とし多少ふりがなを加えた。