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極楽・大祭・皇帝 笙野頼子初期作品集
ゴクラク・タイサイ・コウテイショウノヨリコショキサクヒンシュウ
- 著: 笙野 頼子

群像新人賞「極楽」を含む最初期の作品三篇。地獄絵を描くことを人生の究極の目的とした男の心象を追求した「極楽」、現実からの脱出を願う七歳の子供の話「大祭」、初期の代表作「皇帝」。著者の原点三篇を収録。
輪切りの地獄、鼠硝子、自閉帝国……究極の地獄絵を求める密室画家、「地獄変」の書き変えを志した「極楽」。祝祭の日、父親殺しの妄想へと走る小学生「大祭」。自閉帝国を求める白衣の殺人者、長篇「皇帝」。25歳で群像新人賞を受賞した芥川賞、三島賞、野間文芸新人賞作家が、暗黒の80年代を注ぎ込んだ引きこもり・憎悪小説集。
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目次
極楽
大祭
皇帝
著者から読者へ
書誌情報
紙版
発売日
2001年03月09日
ISBN
9784061982529
判型
A6
価格
定価:1,430円(本体1,300円)
ページ数
296ページ
シリーズ
講談社文芸文庫
電子版
発売日
2013年10月11日
JDCN
0619825200100011000B
初出
1994年11月、河出書房新社刊『極楽 笙野頼子初期作品集〔1〕』を底本とした。なお、著者自身による若干の語句の訂正を行った。