
マイページに作品情報をお届け!
プレオー8の夜明け 古山高麗雄作品選
プレオーユイットノヨアケフルヤマコマオサクヒンセン

「生きていればこんなめにもあう」。理不尽なことも呑み込まなければ「普通の人間」は生きていかれない。22歳で召集、フィリピン、ビルマ、カンボジアなどを転戦、ラオスの俘虜収容所に転属され敗戦となり戦犯容疑で拘留。著者の冷徹な眼が見た人間のありようは、苛烈な体験を核に、清澄なユーモアと哀感で描かれた。芥川賞受賞の表題作ほか「白い田圃」「蟻の自由」「七ヶ宿村」など代表作9篇。
Ⓒ
- 前巻
- 次巻
オンライン書店で購入する
書誌情報
紙版
発売日
2001年07月10日
ISBN
9784061982710
判型
A6
価格
定価:1,430円(本体1,300円)
ページ数
336ページ
シリーズ
講談社文芸文庫
電子版
発売日
2019年10月11日
JDCN
06A0000000000057317Y
初出
本書は以下を底本とし多少ふりがなを加えた。白い田圃『プレオー8の夜明け』(1974年9月講談社文庫)プレオー8の夜明け/蟻の自由/戦友/知人/名無しの権子の思い出/父『昭和文学全集29』(1988年2月小学館)女『点鬼簿』(1979年3月講談社)七ヶ宿村『セミの追憶』(1994年9月新潮社)
著者紹介
解説: 勝又 浩(カツマタ ヒロシ)