子規人生論集

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子規人生論集

シキジンセイロンシュウ

講談社文芸文庫

「余は今迄禅宗の所謂悟りという事を誤解して居た。悟りという事は如何なる場合にも平気で死ぬる事かと思って居たのは間違いで、悟りという事は如何なる場合にも平気で生きて居る事であった」(「病牀6尺(抄)」より)
34歳で逝った子規の厖大な創作活動から「墨汁一滴(抄)」「仰臥漫録(抄)」等7篇、漱石宛書簡他を収録。子規独自の個性と文学革新の気概溢れるエッセイ集。


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書誌情報

紙版

発売日

2001年07月04日

ISBN

9784061982727

判型

A6

価格

定価:1,045円(本体950円)

ページ数

224ページ

シリーズ

講談社文芸文庫

初出

『子規全集』第十、十一、十二、十八、十九巻(昭和50年5月、4月、10月、52年1月、53年1月講談社刊)を底本とし、新漢字、新かな遣いに直し、多少ふりがなを加えた。なお本文の傍注に<原>とあるのは子規自身が付したふりがなを示す。

著者紹介