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鳴るは風鈴 木山捷平ユーモア小説選
ナルハフウリンキヤマショウヘイユーモアショウセツセン

〈桜桃忌〉に出られなかった事から太宰治を回想する「玉川上水」、敗戦直後郷里に疎開した頃の日常を描き飄逸味を漂わせた「耳かき抄」。表題作をはじめ「逢びき」「下駄の腰掛」「山つつじ」「川風」「柚子」「御水取」など身辺の事柄を捉えて庶民のうら哀しくも善良でしたたかな生き方を綴った諧謔とペーソス溢れる木山文学の真骨頂、私小説的作品を中心に新編集した傑作11篇。
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目次
玉川上水
耳かき抄
逢びき
鳴るは風鈴
コレラ船
下駄の腰掛
山つつじ
川風
柚子
最低
御水取
著者に代わって読者へ 木山みさを
書誌情報
紙版
発売日
2001年08月09日
ISBN
9784061982741
判型
A6
価格
定価:1,430円(本体1,300円)
ページ数
296ページ
シリーズ
講談社文芸文庫
電子版
発売日
2014年04月25日
JDCN
0619827400100011000J
初出
『木山捷平全集』第2巻~第6巻(1978年12月~1979年5月講談社刊)を底本とし多少ふりがなを加えた。
著者紹介
解説: 坪内 祐三(ツボウチ ユウゾウ)